論文 ·日本語 ·未確認
日本祖語の係り結び*<i>...ka...-(a)m-wo</i>の再構
- 刊行年
- 2000
- 収録
- 『言語研究』 2000(118) pp. 81-118
- 出版
- 日本言語学会
- 言語
- 日本語
- crid
- 1390282680098569984
- ndl_bib_id
- 5664770
- uri
- http://id.ndl.go.jp/bib/5664770
- naid
- 110000425340
- issn
- 00243914
- doi
- 10.11435/gengo1939.2000.118_81
- jstage_journal
- gengo1939
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390282680098569984
要旨
沖縄語ガの係り結びは,その特異な結び(通常「未然形」と称されるもの)ゆえか,幾多の類似性にもかかわらず,古代語のカの係り結びと積極的に比較研究されることが少なかった.本稿では,そのガの係り結びに焦点をあて,まず,双方の音韻,形態,意味,機能の類似性を指摘する.次に,先行研究を発展させ,特に,文中のカと推量の助動詞ムとの共起率の圧倒的高さを統計的に確認すると共に,それを踏まえ,共起の有無についての認識論的考察も行う.更に沖縄語の二つのいわゆる「未然形」についても,語構成,機能,歴史的側面から掘り下げて考え,なぜ一方のみがガの結びとなり得るのか説明する.最後に以上の論点に基づき,古代語のカと沖縄語のガは共に日本祖語の係り結びより派生したものと結論し,日本祖語の原形を*<i>...ka...-(a)m-wo</i>と再構する.カとムの共起率の高さは,ムが日本祖語に存在していたことを物語っており,沖縄語の「未然形」はこのムの脱落によるものと説明される.
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390282680098569984(2026-08-12取得)
- jstage— 10.11435/gengo1939.2000.118_81(2026-08-12取得)
引用キー: セラフィム2000日本祖語の係り結び<