論文 ·日本語 ·未確認
現代日本語における字音と現代中国語における語頭子音の対応比較およびその歴史的背景
- 刊行年
- 1993-03-25
- 収録
- 『世界の日本語教育. 日本語教育論集』 3 pp. 209-227
- 出版
- 国際交流基金日本語国際センター
- 言語
- 日本語・英語
- crid
- 1390009224882555776
- uri
- https://jpf.repo.nii.ac.jp/records/198
- naid
- 110000543796
- issn
- 09172920
- doi
- 10.20649/00000192
- ndl_bib
- R100000136-I1390009224882555776
- openalex
- W7143970763
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390009224882555776
要旨
漢字はもともと中国から輸入されたにもかかわらず、現代日本語における字音は、現代中国語における漢字の読み方とかなり異なる。これは日中両国語の音韻の差をみると当然のことながら、それだけでは説明できない相違がある。このことは、日本語、中国語を学ぶ学生にとって紛らわしい問題である。相違の原因のひとつに、字音が主に呉音、漢音の混じりあったものであることがあげられる。字音の主流をなすものにふたつの異なった読み方があるのは、歴史的に漢字到来の時期がちがい、さらに母語となる中国語の方言がちがうという事実による。しかし、このような点を整理してみても、現代日中両国語の漢字の読み方が単純に対応することが少ないことは、語学的な解明を要する。それにはまず、漢字到来当時の両語の音韻を調べることが原因追究の第一段階としてあげられる。そして、当時日本側において、輸入中国音の日本語音韻への調節があったこと、さらに当時から現代にいたる両国語内において各々変化があったことなどが原因として考えられる。 現代日中両国語の漢字の読み方、特に字頭子音における対応の非体系性をどう説明するかという問題を中心としている点で、当論文の視点は共時的立場に立っている。問題解明にあたり通 時的に追究をしているが、当論文は、歴史言語学研究に往々にして欠如している現在との関連性と実践性を解くものである。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390009224882555776(2026-08-12取得)
- ndl— R100000136-I1390009224882555776(2026-08-12取得)
- openalex— W7143970763(2026-08-12取得)
引用キー: ノリス1993現代日本語における字