論文 ·日本語 ·未確認

言語の消費とその変化(第6回国際日本学コンソーシアム : International Workshop "Consumption and Consumerism in Japanese Culture")

ペトラ 金杉 Petra Kanasugi

刊行年
2012-03-31
出版
National Institute of Informatics
言語
英語
openalex
W7144702300
URL
https://teapot.lib.ocha.ac.jp/record/40937/files/18_119-122.pdf

要旨

「消費」という言葉は、物が費やされ消えるという意味であり、最近の大量消費主義などでは過度で搾取的な使用というマイナスイメージを連想させる。本稿の目的は、語彙拡張を実例として挙げながら、「言語の消費」つまり言語使用が消費の一般的なイメージと異なり、根本的な増強効果を有するという点を明らかにすることである。Vilem Matshesiusによると言葉が果たす役割は基本的に二つある。すなわち、ネーミングの役割とコミュニケーションの役割である。本稿では言語使用者が言語使用によってそれぞれの役割を果たす際、語彙をより豊かにすることを説明する。例えば、ネーミングの役割によって、新しい概念を表す新語、派生語、複合語、省略語などの新しい単語が形成される。換喩・隠喩によって既存の単語の意味が拡張される。さらにネーミングの役割とコミュニケーションの役割との両方に直接関係する意味変更プロセスとして、語義堕落と意味の向上が挙げられる。またコミュニケーションの役割を果たす際にも意味拡張が認められる。その具体例としては主観化が挙げられる。コミュニケーションの具体的な場面における誘引的推論から、単語の新しい意味が生まれる現象である。このように、言語使用は語彙の拡張または意味拡張の元であることから、非常に創造的な消費と言えるのである。

主題

この書誌の出所

  • openalex— W7144702300(2026-08-12取得)

引用キー: ペトラ2012言語の消費とその変化

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