論文 ·日本語 ·未確認
日本語の存在文と変項名詞句
ユウジ ニシヤマ ・ Yuji Nishiyama ・ 佑司 西山
- 刊行年
- 1994-12-01
- 出版
- National Institute of Informatics
- 言語
- 日本語
- openalex
- W7128905665
- doi
- 10.14991/005.00000026-0115
- URL
- https://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php?koara_id=AN00069467-00000026-0115
要旨
「存在文」と無造作に呼ばれているものの意味はけっして一様ではなく、意味論的には、質的に異なったいくつかのタイプのものに分類できるように思われる。本稿では、日本語の存在文に焦点をしぼって、その多様な意味を、とくに主語名詞句に登場する名詞句の指示性・非指示性の観点から分析する。この分析を通して、まず、日本語の存在文は「場所表現を伴う存在文」と「場所表現を伴わない存在文」という意味的に互いに異質な二つのタイプに大別できることを指摘する。次に、後者のタイプの存在文の主語が、「変項名詞句」と密接にかかわることを示す。「変項名詞句」なるものはコピュラ文の意味分析に不可欠な概念として、筆者がこの10年来主張してきたものであるが、この概念を用いてはじめて存在文とコピュラ文との内的な関係を正しく規定できることを論じる。最後に、あるタイプの存在文の曖昧性を指摘すると同時に、いわゆる所有文と存在文との関係および「ある」と「いる」という日本語存在文に特有の区別にかかわる問題点などを明らかにする。
主題
この書誌の出所
- openalex— W7128905665(2026-08-12取得)
引用キー: ユウジ1994日本語の存在文と変項