論文 ·日本語 ·未確認
岡崎敬語調査での機能的要素の経年変化について : 「荷物預け」場面の対人配慮を中心に
- 刊行年
- 2016-01
- 収録
- 『国立国語研究所論集』 pp. 41-54
- 出版
- 国立国語研究所論集編集委員会
- crid
- 1390290699744657152
- uri
- https://repository.ninjal.ac.jp/records/843
- ndl_bib_id
- 027125569
- naid
- 120005702340
- issn
- 2186-134X
- doi
- 10.15084/00000828
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390290699744657152
要旨
本稿では,国立国語研究所の経年調査研究である岡崎敬語調査データの「荷物預け」場面を用いて,第1次調査から第3次調査までの反応文を機能的要素について分析した結果について述べる。 分析のために,熊谷・篠崎(2006)に基づき次のように,「荷物預け」場面の反応文をコミュニケーション機能とその下位分類の機能的要素に分類した。《きりだし》《状況説明》《効果的補強》《行動の促し》《対人配慮》《その他》の六つのコミュニケーション機能と,その下位分類として「注目喚起」「用件」「事情」「不都合」「請け合い」「預かりの依頼」「依頼の念押し」「意向の確認」「恐縮の表明」「その他」の10項目の機能的要素である。本稿ではコミュニケーション機能と機能的要素の使用例とその使用頻度及び,経年変化について高年・壮年・若年に分けて分析した。その結果,高年は壮年と若年に比べて多様な機能的要素を使用していることが明らかになった。さらに本研究で注目している対人配慮の経年変化については,《対人配慮》を表す「恐縮の表明」と《きりだし》を表す「注目喚起」の二つの機能的要素である「すみません」が,第3次調査では決まり文句のように典型的な表現に変化したこと,及び「恐縮の表明」を表す「申し訳」系の表現の増加について述べた。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390290699744657152(2026-08-12取得)
引用キー: 丁2016岡崎敬語調査での機能