論文 ·用例に日本語 ·未確認
中国詩詩語「攲枕」(欹枕・枕をそばだつ)の用法変遷論 : 唐詞・宋詞篇及びまとめ
- 刊行年
- 2015-03
- 収録
- 『人文』 pp. 182-151
- 出版
- 学習院大学人文科学研究所
- 言語
- 日本語
- crid
- 1050001202932011904
- hdl
- http://hdl.handle.net/10959/3650
- uri
- https://glim-re.repo.nii.ac.jp/records/3190
- issn
- 18817920
- ndl_bib
- R100000136-I1050001202932011904
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1050001202932011904
要旨
中国・中唐期の詩において用いられ始めた詩語「攲枕」は、初出例から数十年を経たずして流行した語で、本邦においても菅原道真らによって漢詩に詠まれたほか、漢文訓読語「枕をそばだつ」として源氏物語にも用例が見える。しかしそのように広く用いられた語でありながら、その意味については近年まで定説が無いとされる状況にあった。そこで別稿(安部・中山 平成二十五)において埋田重夫氏の論などを踏まえながら、「攲枕」は身体を左右いずれかの横向きにして臥せる様子を表す語、とする解釈を提示した。更にその続編として、攲枕」の持つ悠々自適に寝転がる様(悠緩)と輾転反側する様(憂悶)の情景について、その用法の変遷を唐・五代詩篇(中山 平成二十六)と宋詩篇(中山 平成二十六)に分けてまとめた。本稿はその調査範囲を詞に移した姉妹編である。唐から宋末までの詞における「攲枕」の用例を精査し、感懐・悠緩・憂悶の情景的用法の趨勢を検証した。その中で五代十国における南唐の用例に、悠緩から憂悶への用法変遷の鍵があることを考察した。またこれまでの「攲枕」に関する拙稿の総括として、詩・詞における「攲枕」用法の差異の検証、「攲枕」先行研究内容の考証も行った。
この書誌の出所
- cinii— 1050001202932011904(2026-08-13取得)
- ndl— R100000136-I1050001202932011904(2026-08-13取得)
引用キー: 中山2015中国詩詩語攲枕欹枕枕