論文 ·日本語 ·未確認
中華民国新民会日本語教授法指導書の一考察
- 刊行年
- 2024-04-25
- 収録
- 『日本語教育』 187(0) pp. 182-197
- 出版
- 公益社団法人 日本語教育学会
- 言語
- 日本語
- crid
- 1390026568782364800
- issn
- 0389-4037
- doi
- 10.20721/nihongokyoiku.187.0_182
- jstage_journal
- nihongokyoiku
- ndl_bib
- R100000136-I1390026568782364800
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390026568782364800
要旨
<p> 小論は,日中戦争期に熊野逸馬が著した『日本語と日本語教授法概要』(以下『概要』)の成立過程,特に先行文献の「借用」を検討しその特徴を明らかにした上で,後にそれが雑誌『新民運動』に再掲された理由を考察し華北占領地日本語教育の動向を解明せんとしたものである。 </p><p> 調査の結果,熊野は,大出正篤,山口喜一郎,オグデン&リチャーズ等の先行文献から出典を示さずに「借用」を行ったことが判明した。そして,『概要』は,これらの文献から熊野の経験と判断に適うものを収集凝縮してまとめられたものと捉えられた。また,『概要』の『新民運動』への再掲は,華北占領地の教科書の混在状況と,中華民国新民会と宣撫班の反目という事態の下で日本語教育に一定の方向を示すためであったと解釈された。</p><p> 最後に,今後の課題として,上記知見の当否,及び『概要』再掲による「効果」の検証の必要を挙げ,併せて日中国際研究による研究の展開の可能性を示唆した。</p>
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390026568782364800(2026-08-12取得)
- jstage— 10.20721/nihongokyoiku.187.0_182(2026-08-12取得)
- ndl— R100000136-I1390026568782364800(2026-08-12取得)
引用キー: 中村2024中華民国新民会日本語