論文 ·対照・比較 ·未確認
南琉球与那国方言の撥音化と喉頭化音化 : 音韻変化の条件と相対年代
- 刊行年
- 2022-10-31
- 収録
- 『東京大学言語学論集 = Tokyo University linguistic papers (TULIP)』 44(eTULIP) pp. e80-e101
- 出版
- 東京大学大学院人文社会系研究科・文学部言語学研究室
- 言語
- 日本語
- crid
- 1390294186602070016
- hdl
- http://hdl.handle.net/2261/0002005843
- uri
- https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/records/2005843
- issn
- 13458663
- doi
- 10.15083/0002005843
- ndl_bib
- R100000136-I1390294186602070016
- openalex
- W7144089718
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390294186602070016
要旨
沖縄県八重山郡与那国町で話されている南琉球語与那国方言には,Nnu「昨日」,NKaCi「昔」やTa「蓋」,Kuru「袋」のように,通時的に狭母音を含む音節の撥音化と喉頭化音化(あるいは促音化)が広く観察される一方,niCi「北〈ニシ〉」,nuTi「横糸〈ヌキ〉」やkiCi「崖〈キシ〉」,huCi「蓬〈フツ〉」のように,狭母音であっても撥音・喉頭化音(促音)に変化していない例も見られる。また,muN「麦」(cf. Ndu「溝」)やCiN「死〈シニ〉」(cf. Nni「死んで」)のように,複数の音節に変化を生じる可能性がある場合,どの音節が変化するかについても明らかではない。そのため本稿では,公刊された資料に基づき,与那国方言の撥音化と喉頭化音化の条件と相対年代について分析・考察を行う。その結果,次の2 つの条件が音変化に関わることがわかった:1. 後続音節の母音の広さ,2. 語の長さ。このうち,母音の広さについては,与那国方言だけでなく,南琉球諸語,さらには琉球諸語や本土方言でも広く音韻変化の条件となっている可能性があることについても述べる。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390294186602070016(2026-08-12取得)
- ndl— R100000136-I1390294186602070016(2026-08-12取得)
- openalex— W7144089718(2026-08-12取得)
引用キー: 中澤2022南琉球与那国方言の撥