論文 ·日本語 ·未確認
[ABト]型から派生した[AッBリ]型のオノマトペ認定に関する考察・その1 : 古語「しかと」「しつかと」「しつかり」を例に
- 刊行年
- 2022-03-31
- 収録
- 『佐賀大学全学教育機構紀要 / 佐賀大学全学教育機構 [編]』 10 pp. 83-97
- 出版
- 佐賀大学全学教育機構
- crid
- 1390292936928778496
- uri
- https://saga-u.repo.nii.ac.jp/records/23405
- issn
- 21880875
- doi
- 10.34551/00023353
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390292936928778496
要旨
「しっかり」のオノマトペ認定について、もととなった古語「しかと」、「しかと」の強調形「しつかと」「しつかり」との関わりを交えて考察した。近世において三語は並立しており、「堅く揺るぎない様子」「確実で間違いない様子・明確な様子」という共通する意味を持っていたが、分野や文型等によって各語の使用状況は異なっていた。また、「しかと」「しつかと」は係っていく動詞の種類が限られていたが、「しつかり」は用法が幅広く「十分に」という意味でも用いられ、意味領域が最も広かった。古語において「密着性」「力を込める様子」「確実さ・明確さ」という音象徴性が生きており、三語ともオノマトペと認められるが、現代の「しかと」「しっかと」は古語的表現となった。現代の「しっかり」は「力を込める様子」「確実さ」にオノマトペとしての音象徴性があり、「十分に」の意味は強調表現の働きを持つことである種の音象徴性が感じられ、オノマトペと認められる。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390292936928778496(2026-08-12取得)
引用キー: 中里2022ABト型から派生したc