論文 ·日本語 ·未確認
梅亭金鵞『妙竹林話七編人』に見られるオノマトペ
- 刊行年
- 2024-03-31
- 収録
- 『佐賀大学全学教育機構紀要』 12 pp. 39-59
- 出版
- 佐賀大学全学教育機構
- crid
- 1390023186236719232
- uri
- https://saga-u.repo.nii.ac.jp/records/2000615
- issn
- 21880875
- doi
- 10.34551/0002000615
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390023186236719232
要旨
梅亭金鵞の滑稽本『妙竹林話七編人』に見られるオノマトペを調査した。類似した語形や反復した語形が多いためか異なり語数が多い。他の滑稽本と同様に、擬音語は嘔吐やげっぷ等の不快な音声、笑い声、表情音の類、三味線等の口真似が多く見られ、擬態語は力強い動きや勢いのよさを表す語、外見を表す語、感覚を表す語、芝居で用いる語が多かった。本作の特徴として、擬音語は小さい笑いや笑いを堪える音等が描かれ他の滑稽本のおおらかな笑いと質が異なること、咳払いの多い特徴的な人物をオノマトペで表していること、戸の開閉音が多く作品の舞台が反映されていることが挙げられる。悲鳴の音声も多く、擬態語に落ち着かない様子や怖がる様子、驚く様子を表す語が多いことと合わせて登場人物の性格描写の一面を担っているが、尻餅を突いたり頭をぶつけたりなど類型的動作が多い点も挙げられる。オノマトペが言葉遊びとなる例が多い点、身近な動物の鳴き真似が多い点、オノマトペに漢語を宛てる表記がある点も特徴的である。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390023186236719232(2026-08-12取得)
引用キー: 中里2024梅亭金鵞妙竹林話七編