論文 ·日本語 ·未確認
寿閑本節用集の意義 : 慶長刊行節用集の記述のために(<特集>資料研究の現在)
- 刊行年
- 2008
- 収録
- 『日本語の研究』 4(1) pp. 158-144
- 出版
- 日本語学会
- 言語
- 日本語
- DOI
- 10.20666/nihongonokenkyu.4.1_158
- ISSN
- 1349-5119
- J-STAGE
- nihongonokenkyu
- CiNii CRID
- 1390001205788029312
- ハンドル
- http://hdl.handle.net/20.500.12099/29797
- URI
- https://gifu-u.repo.nii.ac.jp/records/78497
- NDL書誌ID
- 9331241
- CiNii NAID
- 110006782136
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihongonokenkyu/4/1/4_KJ00004948508/_article/-char/ja/
要旨
上田万年・橋本進吉(一九一六)が指摘するように、近世節用集は、慶長期の草書本を介して易林本から派生したが、易林本の欠点も引きついだ。平井版・草書本でも修正がなされなかったわけで、慶長期の節用集編纂の限界を思わせる。しかし、一〇項目にわたる編集上の諸点について寿閑本を検討すると、易林本本文を尊重しつつも、批判的に見つめなおして再整備をほどこすなど、高度な修訂が認められた。こうした改編ができたのは、開版者であり、編者でもあったろう寿閑の学識や出版に関する能力によることが、当時の文献や寿閑の他の出版書から推測・確認された。また、寿閑本から慶長一六年本を派生するにあたっては、複製の印刷技術を大胆に導入したことが知られた。このようなことから寿閑本(および慶長一六年本)は、慶長期を代表する先進的な節用集であると位置づけられ、今後の利用のための検討が期待されるとした。
主題
この書誌の出所
- jstage— 10.20666/nihongonokenkyu.4.1_158(2026-08-12取得)
- cinii— 1390001205788029312(2026-08-13取得)
引用
佐藤 貴裕(2008) 寿閑本節用集の意義 : 慶長刊行節用集の記述のために(<特集>資料研究の現在) 『日本語の研究』 4(1) pp. 158-144 日本語学会
佐藤2008寿閑本節用集の意義