論文 ·日本語 ·未確認
「有」と「在」の表記史-「アリ」と「マシマス」をめぐって-
佐藤 麻衣子 ・ 佐藤, 麻衣子 ・ Sato, Maiko ・ 麻衣子 佐藤
- 刊行年
- 2010
- 出版
- 学習院大学人文科学研究所
- 言語
- 日本語
- crid
- 1010000782455146112
- hdl
- http://hdl.handle.net/10959/1339
- uri
- https://glim-re.repo.nii.ac.jp/records/1243
- issn
- 18817920
- ndl_bib
- 10678073
- openalex
- W1517417295
- mag
- 1517417295
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1010000782455146112
要旨
『今昔物語集』の「有」「在」は、基本的に、「有」は「アリ」を表記し、「在」は「マシマス」を表記するという使い分けがある。『今昔物語集』の両字に関わる表記史を、「マシマス」の語史を視野に入れつつ、調査した結果、以下の結論を得た。(1)「有」「在」は、平安前期に、すでに、「アリ」を表記する漢字であったが、平安前期・中期、「マシマス」は、訓点語としての使用が中心で、漢字による表記が行われる機会・必要自体が生じにくかった。(2)平安後期に入り、「マシマス」が、訓点資料以外の場でも使用され始め、『今昔物語集』のような文献において、「在」による表記が行われるようになった。(3)「アリ」は、平安の早い時期から、「在」よりも、「有」による表記が優勢の傾向が見られ、「在」を「マシマス」の表記にあてることで、『今昔物語集』のような使い分けが成立した。(4)鎌倉・室町期にも、「マシマス」の使用は続き、『今昔物語集』と同様の表記が確認される。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1010000782455146112(2026-08-12取得)
- cinii— 1050282677908715136(2026-08-12取得)
- ndl— 10678073(2026-08-12取得)
- ndl— R100000136-I1050282677908715136(2026-08-12取得)
- openalex— W1517417295(2026-08-12取得)
引用キー: 佐藤2010有と在の表記史アリと