論文 ·日本語 ·未確認
「をVN だ」構文の出現頻度について
- 刊行年
- 2011-03-31
- 収録
- 『ICU 日本語教育研究 = ICU Studies in Japanese Language Education』 7 pp. 55-64
- 出版
- 国際基督教大学 日本語教育研究センター
- crid
- 1390009225442699264
- uri
- http://id.nii.ac.jp/1130/00000151/
- naid
- 120005416081
- issn
- 1880-0122
- doi
- 10.34577/00000151
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390009225442699264
要旨
本論文においては、今まで先行研究においてほとんど取り上げられて来なかった日本語のコピュラ「だ」の軽動詞としての用法を取り上げ、それが動名詞(Verbal Noun, VN)と複合述語を形成し、動詞格のついた項とともに生起する構文(「をVN だ」構文)がインターネットにおいてどのぐらいの頻度で出現するかを、Google 検索により確認した。軽動詞「する」と結合した場合に、他動詞を派生させる動名詞、472 項目を選び出し、そのうちどの動名詞が実際に「をVN だ」構文として現れるか検証したものである。その結果、472 項目のうち4 分の1 を超える割合(26.5%)の動名詞が「をVN だ」の構文として現れることが認められた。さらに、「をVN だ」構文に終助詞「か」が接続し疑問文を作ったと思われる「をVN か」構文に出現する動名詞を調べ、「をVN だ」構文か「をVN か」構文のどちらか一方、あるいは両方の構文に出現する動名詞を調べたところ、472 項目の50%にのぼった。これは、先行研究で広く認められているところの「をVN 中」構文に動名詞が出現する割合(55.7%)に近く、コピュラが軽動詞として動名詞と複合述語を形成する割合は決して希少なことではないことがわかった。また、「をVN だ」構文に現れる動名詞のタイプを調べたところ、境界動名詞、非境界動名詞、非動作主動名詞などの様々なものがあるということが認められた。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390009225442699264(2026-08-12取得)
引用キー: 佐藤2011をVNだ構文の出現頻