論文 ·日本語 ·未確認
平家物語の対照コーパスを通して見る中世日本語
- 刊行年
- 2024
- 収録
- 『計量国語学』 34(7) pp. 482-497
- 出版
- 計量国語学会
- 言語
- 日本語
- doi
- 10.24701/mathling.34.7_482
- issn
- 0453-4611
- jstage_journal
- mathling
- crid
- 1390303697454863616
- ndl_bib_id
- 033884746
- uri
- http://id.ndl.go.jp/bib/033884746
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/mathling/34/7/34_482/_article/-char/ja/
要旨
本稿では,『日本語歴史コーパス』のデータから単語ベクトル(Word2Vec)を作成し,そのベクトルの類似度に基づいて,鎌倉時代成立の高野本『平家物語』と,室町時代の口語訳である天草版『平家物語』のパラレルコーパスを構築した.このパラレルコーパスを用いることで,両本間の対応箇所の対照を比較的簡単に行うことができる.ケーススタディとして,(ⅰ)〈高野本〉の無助詞名詞句に,〈天草版〉ではハ・モ・マデ,ガ・ヲなどの助詞が新たに加えられる傾向にあること,(ⅱ)〈高野本〉の連体形準体句に,〈天草版〉では被修飾名詞が加えられる例が一定数あること,(ⅲ)〈高野本〉の引用助詞のトテが,〈天草版〉では,目的を表す場合を除いて,発話・思考動詞を加える形で訳される傾向にあること,(ⅳ)〈高野本〉では2文で表される複数の事態が,〈天草版〉では複文で表現されやすいことを明らかにした.
主題
この書誌の出所
- jstage— 10.24701/mathling.34.7_482(2026-08-12取得)
- cinii— 1390303697454863616(2026-08-12取得)
引用キー: 北﨑2024平家物語の対照コパス