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論文 ·日本語 ·未確認

ガ行鼻音の衰退過程とその要因について : 札幌と富良野の言語調査データを利用して

南部 智史 ・ 朝日 祥之 ・ 相澤 正夫 ・ NAMBU Satoshi ・ ASAHI Yoshiyuki ・ AIZAWA Masao

刊行年
2014-05
収録
『国立国語研究所論集』 pp. 167-185
出版
国立国語研究所
言語
日本語
NDL書誌ID
025943471
CiNii CRID
1390572174721298688
CiNii NAID
http://ci.nii.ac.jp/naid/KJ00009221948
URI
https://repository.ninjal.ac.jp/records/539
NDL書誌ID
025943471
ISSN
2186-134X
DOI
10.15084/00000530
URL
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I025943471

要旨

本稿では,国立国語研究所が札幌市,富良野市で実施した社会言語学的調査(1986-1988)のデータを利用し,ガ行鼻音の衰退過程とその要因について定量的観点から議論する。分析にはロジスティック回帰を採用し,ガ行鼻音の使用に関わる言語外的・内的要因を統計的に検証した。その結果,東京におけるガ行鼻音の衰退と同様に,札幌市と富良野市でもガ行鼻音の使用率の減少が見られた。また,ガ行鼻音の使用に関わる要因について時系列的な観点から分析を行ったところ,個々の要因の制約に従いながらガ行鼻音が衰退していく過程(「秩序ある異質性」'orderly heterogeneity', Weinreich et al. 1968)が観察された。さらに,Hibiya(1995)が指摘する東京都文京区根津におけるガ行鼻音の衰退現象との比較を行い,札幌と富良野でのガ行鼻音衰退という言語変化の動機について,両地域のガ行鼻音に関わる言語体系とその社会的側面という2つの観点から説明を試みた。1つは,言語機能的に余剰と見られるガ行音の鼻音性が,余剰を解消する方向への変化によって消失した(「下からの変化」,'change from below')と見る立場であり,もう1つは,Hibiya(1995)が指摘する根津におけるガ行鼻音衰退の要因と同様,社会的な意味(威信)を伴って非鼻音のガ行音の獲得が起きた(「上からの変化」,'change from above')と見る立場である。

主題

この書誌の出所

  • ndl— 025943471(2026-08-12取得)
  • cinii— 1390572174721298688(2026-08-13取得)

引用

南部 智史・朝日 祥之・相澤 正夫・NAMBU Satoshi・ASAHI Yoshiyuki・AIZAWA Masao(2014-05) ガ行鼻音の衰退過程とその要因について : 札幌と富良野の言語調査データを利用して 『国立国語研究所論集』 pp. 167-185 国立国語研究所

南部2021ガ行鼻音の衰退過程と
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