論文 ·日本語 ·未確認
地域在住高齢者における身体活動量とアパシーの関連
原山 茉優 ・ 永井 宏達 ・ 大川 夏実 ・ 佐野 恭子 ・ 楠 博 ・ 玉城 香代子 ・ 和田 陽介 ・ 辻 翔太郎 ・ 新村 健
- 刊行年
- 2022-10-25
- 収録
- 『日本老年医学会雑誌』 59(4) pp. 483-490
- 出版
- 一般社団法人 日本老年医学会
- 言語
- 日本語
- crid
- 1390294330154188544
- pmid
- 36476696
- ndl_bib_id
- 032566288
- uri
- http://id.ndl.go.jp/bib/032566288
- issn
- 03009173
- doi
- 10.3143/geriatrics.59.483
- ndl_bib
- 032566288
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390294330154188544
要旨
<p><b>目的:</b>地域在住高齢者における身体活動量とアパシーの関連を明らかにすることである.<b>方法:</b>本研究は地域在住高齢者を対象とした横断研究である.アパシーの評価には日本語版Geriatric Depression Scale15の下位項目のうち,アパシーに関する項目である3項目を用いた.身体活動量はリストバンド型身体活動量計を用いて,2週間あたりの中強度以上身体活動量,低強度身体活動量,座位行動を測定した.統計分析として,アパシーの有無と各強度別身体活動量の関連について,ロジスティック回帰分析を用いて検討した.<b>結果:</b>784名(平均年齢72.7±5.9歳)が解析対象となった.対象者のうち,アパシー群は103名(13.1%),非アパシー群は681名(86.9%)であった.多変量解析の結果,基本属性により調整したモデルでは,総身体活動量(OR=0.947,95% CI=0.912~0.984,p=0.005),低強度身体活動量(OR=0.941,95% CI=0.899~0.985,p=0.009),座位行動(OR=1.002,95% CI=1.001~1.003,p=0.007)がアパシーの有無に有意に関連していた.一方,中強度以上身体活動量はアパシーとの有意な関連が認められなかった(OR=0.916,95% CI=1.826~1.017,p=0.100).機能的な因子による調整を加えた最終モデルでは,身体活動量のすべての強度レベルにおいてアパシーとの有意な関連性はみられなくなり,うつ症状を表すGDS-12とアパシーとの強い関連が示された.<b>結論:</b>アパシーを呈する高齢者では,総身体活動量,低強度身体活動量が低下しており,座位行動が延長していた.しかしながら,それらはうつ症状の影響を強く受けており,身体活動量とアパシーの独立した関係は認められなかった.</p>
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390294330154188544(2026-08-12取得)
- ndl— 032566288(2026-08-12取得)
引用キー: 原山2022地域在住高齢者におけ