論文 ·日本語 ·未確認
小学校体育授業における思考・判断に関する学力の育成に関する研究
- crid
- 1040282257210145152
- kaken
- 24934009
- jgn
- JP24934009
- uri
- https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-24934009/
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1040282257210145152
要旨
本研究の目的は、タブレットPCを活用した思考・判断を育成する小学校体育授業実践を行い、タブレットPCの活用が児童の思考・判断を高めるかどうかを、実証的に明らかにすることであった。 研究方法は、以下の通りであった。対象は、第4学年の1クラスの男女児童38名、器械運動及び体つくり運動の単元であった。収集したデータは、(1)教師行動、(2)学習者行動、(3)教師の発言及び抽出グループの会話、(4)体育授業に対する愛好的態度調査、(5)思考・判断に関わるアンケート調査、であった。なお、(1)-(3)は対象単元の全授業時間をビデオに収録し、(4)及び(5)は単元前後に実施した。 得られた主な結果は、以下の通りであった。 第一に、タブレットPCを使用することにより、動きを映像で捉え直すことが可能となり、視聴した映像を基に他者との思考・判断に関わる交流が生まれた。第二に、複数のタブレットPCを使用することにより、運動の活動量及び思考・判断に関わる活動量の双方を保証できた。 以上の結果から、タブレットPCの活用は、技能の習得にかかわる効果的な思考・判断を促すことが可能であると考えられた。 なお、本研究の課題として、以下の三点が示された。 第一に、タブレットPCで動きを捉える際、映像の撮影方法や動きの着目点等、技能面の学習内容とより関連を図り設定する必要があること、第二に、タブレットPCを提供するだけでは思考・判断を促すツールとはならず、思考・判断を高めるような発達段階に応じた教材の工夫が必要であること、第三に、学習内容と思考・判断を高める教材の工夫及びタブレットPCの使用方法などを関連させて授業の中に位置づけていく必要があること、であった。 今後、これらの点を踏まえて、児童の発達段階に対応したタブレットPCの効果的活用のための条件を明らかにしていく必要があること、が示唆された。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1040282257210145152(2026-08-13取得)
引用キー: 吉井小学校体育授業におけa