論文 ·日本語 ·未確認
動詞と主体の属性を用いた複文の連接関係の解析
- 刊行年
- 1997
- 収録
- 『自然言語処理』 4(4) pp. 3-16
- 言語
- 日本語・英語
- doi
- 10.5715/jnlp.4.4_3
- issn
- 1340-7619
- jstage_journal
- jnlp1994
- openalex
- W2328984774
- mag
- 2328984774
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/jnlp1994/4/4/4_4_3/_article/-char/ja/
要旨
本論文は, 動詞と主体の属性を用いて, 複文中の連接関係を解析するモデルを作成し, 評価した結果を述べる. 複文中の連接関係の関係的意味は, 接続詞, 助詞等の接続の表現だけでは決まらず, 曖昧性がある. 例えば, 助詞「て」による連接関係には, 「時間的継起」のほかに「方法」, 「付帯状態」, 「理由」, 「目的」, 「並列」などがある. これらの関係的意味は, 従属節や主節の述語の表している事象の意味タイプ, およびその組み合わせによって決まってくる. 従って, 動詞と名詞の意味的関係を表すために, 動詞と名詞の意味分類を用いた格パターンがあると同様に, 従属節と主節の連接関係にも, 各々の節を構成する動詞と主体の属性を用いた連接関係パターンが存在すると考えることができる. 本論文のモデルでは, 従属節と主節の, 動詞と主体の属性を用いて, 連接関係の関係的意味を推定する. 動詞の属性として, 意志性, 意味分類, 慣用的表現, ムード・アスペクト・ヴォイス, 主体の属性として, 主節と従属節の主体が同一かどうか, 無生物主体かどうかを用いた. このモデルを, 技術文書に適用した結果, 95%の文が正しく解析できた.
主題
この書誌の出所
- jstage— 10.5715/jnlp.4.4_3(2026-08-12取得)
- openalex— W2328984774(2026-08-12取得)
引用キー: 向仲1997動詞と主体の属性を用