論文 ·日本語 ·未確認
動詞連用形の連濁と語構成 ― 目的格関係の場合 ―
- 刊行年
- 2020-11-30
- 収録
- 『環太平洋大学研究紀要』 17 pp. 109-116
- 出版
- 環太平洋大学
- 言語
- 日本語
- crid
- 1390009224666370048
- uri
- https://ipu.repo.nii.ac.jp/records/729
- naid
- 120006954190
- issn
- 1882-479X
- doi
- 10.24767/00000712
- ndl_bib
- R100000136-I1390009224666370048
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390009224666370048
要旨
動詞連用形を後部要素とする複合語は,前接部が目的格名詞であるときは連濁が起こりにくいとされている。しかし連濁が起こる例外も多い。これまでの研究で,ヒトや道具などを表す場合は連濁せず,コトを表す場合は連濁するという見方がある。しかし,コトを表す場合も連濁しない語がある(草刈り,泥鰌掬いなど)。目的格関係の複合語を考察する際,後部要素の動詞連用形が動詞的に働くことを前提としている(草刈り=草を刈ること)。しかし独立した用法をもつ動詞連用形の場合,名詞的に働いていると考えることもできる(鹿狩り=鹿の狩り)。本稿では,独立用法をもたない動詞連用形を収集し,それらを後部要素とする語例に対して考察を行った。その結果,目的格関係の複合語はほとんど連濁が起こらないことがわかった。また,目的格関係で連濁が起こらないのは,具体的な行動を表すことにより,意味がぼやけていて多義的に捉えられるという和語本来の性質から離れているからである。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390009224666370048(2026-08-12取得)
- ndl— R100000136-I1390009224666370048(2026-08-12取得)
引用キー: 呂2020動詞連用形の連濁と語