論文 ·日本語 ·未確認
中古和文複合動詞の主体敬語の形
- 刊行年
- 2018
- 収録
- 『日本語の研究』 14(3) pp. 109-125
- 出版
- 日本語学会
- 言語
- 日本語
- doi
- 10.20666/nihongonokenkyu.14.3_109
- issn
- 1349-5119
- jstage_journal
- nihongonokenkyu
- crid
- 1390282763083219456
- ndl_bib_id
- 029196967
- uri
- http://id.ndl.go.jp/bib/029196967
- naid
- 130007542552
- ndl_bib
- 029196967
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihongonokenkyu/14/3/14_109/_article/-char/ja/
要旨
<p>中古和文の複合動詞の主体敬語の形には,Ⅰ敬語独立動詞+後項,Ⅱ前項+たまふ+後項,Ⅲ前項+敬語独立動詞,Ⅳ前項+後項+たまふ,Ⅴ敬語独立動詞+敬語独立動詞,Ⅵ敬語独立動詞+後項+たまふの6種類がみられる。本稿では,複合動詞が主体敬語の形になる場合に,動詞の敬意差の表し方によって,異なる形として現れることを述べる。複合動詞の敬語形は,ⅠⅢの敬語独立動詞を主に用いる動詞と,Ⅳの「たまふ」を主に用いる動詞に分かれ,敬語独立動詞が2種類以上ある動詞は敬語独立動詞を使う傾向があり,そうでない動詞は「たまふ」を使う傾向があることを示す。これは,2段階の敬語の形が必要であることの反映だと考えられる。また,両項敬語形は,複合する力が弱い複合動詞である。中古では限られた形だけで用いる。生産性のある形ではなく,中世には見当たらなくなる形であることから,中古の複合動詞は,複合する力が強くなりつつある段階にあることを示した。</p>
主題
この書誌の出所
- jstage— 10.20666/nihongonokenkyu.14.3_109(2026-08-12取得)
- cinii— 1390282763083219456(2026-08-12取得)
- ndl— 029196967(2026-08-12取得)
引用キー: 呉2018中古和文複合動詞の主