論文 ·日本語 ·未確認
聴力改善への挑戦―手術と聴覚管理の融合―
- 刊行年
- 2021-09-20
- 収録
- 『Nippon Jibiinkoka Tokeibugeka Gakkai Kaiho(Tokyo)』 124(9) pp. 1270-1275
- 言語
- 日本語
- OpenAlex
- W4200548477
- DOI
- 10.3950/jibiinkotokeibu.124.9_1270
- ISSN
- 2436-5793
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkotokeibu/124/9/124_1270/_pdf
要旨
耳鼻咽喉科医が育んできた伝音再建手術と補聴器を組み合わせても満足できない難聴者が人工聴覚器医療の候補者となる. 1994年に始まった人工内耳に加え, 2013年に骨導インプラント, 2016年には人工中耳が保険収載されたことで, 難聴治療法の選択が複雑化した. このように, さまざまな難聴病態に対する人工聴覚器の活用が進む今日, もはや医師だけの体制で聴力改善手術を継続的に展開することは不可能になった. 当院では聴覚に特化した言語聴覚士の所属する難聴支援センターが院内の中央診療部門として独立し, 耳鼻咽喉科と密に連携して難聴児の聴能・言語訓練から高齢者の聴覚リハビリテーションまで幅広い業務を行っている. 本センターが言語聴覚士により運営されていることで, 聴覚支援学校を含む教育関係者, 福祉, 行政担当者との接点として重要な機能を担い, 地域社会への啓発活動も積極的に展開されている. また, わが国では数少ない聴覚を専門とする言語聴覚士育成の場としての役割は大きく, 本センターからローテートした言語聴覚士が県内外の関連病院耳鼻咽喉科で補聴器や人工聴覚器診療を担うことで地域の耳鼻咽喉科医療にも貢献している. 今後, 補聴器相談医の良きパートナーとして, 耳鼻咽喉科診療所にも聴覚を専門にする言語聴覚士の活躍の場が増えていくことを期待したい.
主題
この書誌の出所
- openalex— W4200548477(2026-08-13取得)
引用
哲也 東野(2021-09-20) 聴力改善への挑戦―手術と聴覚管理の融合― 『Nippon Jibiinkoka Tokeibugeka Gakkai Kaiho(Tokyo)』 124(9) pp. 1270-1275
哲也2021聴力改善への挑戦