論文 ·日本語 ·未確認
現代熊本市方言の主語表示
- 刊行年
- 2013-03
- 収録
- 『阪大社会言語学研究ノート』 11 pp. 66-83
- 出版
- 大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
- 言語
- 日本語
- crid
- 1390009224808881408
- hdl
- https://hdl.handle.net/11094/24757
- naid
- 120005249176
- doi
- 10.18910/24757
- ndl_bib
- R100000136-I1390009224808881408
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390009224808881408
要旨
本論では、現代熊本市方言における主語マーカーの使い分けを記述し、以下の点を指摘する。①主語に立つ名詞句が人称名詞の場合は、述語の性質にかかわらず主語は全て「ガ」で表示される。人称名詞の階層におけるアラインメントは、典型的な対格主格型である。②主語に立つ名詞句が人称名詞以外の場合、述語の性質がガ/ノ表示を決定する要因となる。この場合、他動詞述語文と意志自動詞述語文の主語は「ガ」でマークされ、一方、非意志自動詞述語文と形容詞述語文の主語は「ノ」でマークされる。すなわち、活格的な性質を有する(但し他動詞目的語は「バ」という別表示であるため、「活格型」ではない)。③当方言では更に、敬語接辞やアスペクト辞を述語に付すことで「ガ」「ノ」の使用が変化する。その結果当方言は、一部の文法環境において、日本語としては希少な「三立型」のアラインメントを持つ。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390009224808881408(2026-08-12取得)
- ndl— R100000136-I1390009224808881408(2026-08-12取得)
引用キー: 坂井2013現代熊本市方言の主語