論文 ·日本語 ·未確認
接頭辞「お」とは何か ─文法的特徴と意味変化─
- 刊行年
- 2026-03-18
- 収録
- 『日本語日本文学』 pp. (32)-(17)
- 出版
- 創価大学日本語日本文学会
- crid
- 1050308444417936000
- hdl
- http://hdl.handle.net/10911/0002000662
- uri
- https://soka.repo.nii.ac.jp/records/2000662
- issn
- 09171762
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1050308444417936000
要旨
接頭辞「お」には,「お花」「お話」のような待遇表示の他に,「お焦げ」「お下げ」のような語基に意味変化を起こすものがある。本稿はBCCWJ の実例を用いて分析し,待遇表示の「お」は非派生接頭辞,意味変化の「お」は派生接頭辞で あること,また,前者の語基は既存語であるが,後者の語基は既存語,既存語ではない語,無意味形態素の三タイプがあること,後者の意味変化は提喩,隠喩,換喩という意味関係から生じたことがわかった。他に「お+罵倒語」で親愛,皮 肉の意味を表すのは,「お」に敬意という前提があるためである。以上,接頭辞「お」は多機能な接辞として,また多義化を引き出す接辞として現代日本語の中で特殊な位置にあることがわかった。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1050308444417936000(2026-08-12取得)
引用キー: 大塚2026接頭辞おとは何か─文