論文 ·日本語 ·未確認

「なごり」と「なごり+をし」 : その意味と文体

大木, 一夫

刊行年
1992-09-30
収録
『東北大学文学部日本語学科論集』 2 pp. 152-139
出版
東北大学文学部日本語学科
crid
1050282677733738880
hdl
http://hdl.handle.net/10097/33483
uri
https://tohoku.repo.nii.ac.jp/records/2200
naid
110004625891
issn
0917-4036
URL
https://cir.nii.ac.jp/crid/1050282677733738880

要旨

「なごり」は「なみのこり」から変化した語といわれ上代には「波」にかかわる意味を持つ例がみられるが、このような意味は中古から中世前期にかけておこった意味変化のために現在はみられなくなっている。本稿ではこのような意味変化の様相を明らかにし、特に中世にみられる「なごりをし」の場合においてその変化の要因を検討して意味変化の一類型としてとらえようとした。さらに、その「なごりをし」は中世において和漠混淆文ではよく用られるが和文ではほとんど用いられないという文体差がみられる。この差は中世的な新しい要素をとり入れるか排除するかという中世文章語としての中古の模倣態度の差に起因するということを、「なごりをし」の派生の要因と関連させながら検討した。

主題

この書誌の出所

  • cinii— 1050282677733738880(2026-08-12取得)

引用キー: 大木1992なごりとなごり+をし

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