論文 ·日本語 ·未確認
連濁の生起率に基づく日本語複合語の分類 : 連濁データベースによる研究
太田 聡 ・ 太田 真理 ・ OHTA Satoshi ・ OHTA Shinri
- 刊行年
- 2016-01
- 収録
- 『国立国語研究所論集』 pp. 179-191
- 出版
- 国立国語研究所
- crid
- 1390009224767922176
- uri
- https://repository.ninjal.ac.jp/records/828
- ndl_bib_id
- 027125808
- naid
- 120005702332
- issn
- 2186-134X
- doi
- 10.15084/00000814
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390009224767922176
要旨
連濁はもっとも広く知られた日本語の音韻現象の1つである。先行研究では,日本語の複合語は連濁の生起率の違いに基づいて,いくつかのグループに分類されることが提案されている。しかしながら先行研究では,連濁生起率の分類基準が恣意的であった点,またグループの数をあらかじめ仮定していた点に問題があった。そこで本研究では,混合正規分布モデルに基づくクラスター分析と連濁データベース(Irwin and Miyashita 2015)を用いて,日本語複合語を分類する際の最適な分類基準とクラスター数を検討した。複合名詞と複合動詞のどちらも,2つのクラスターを仮定したモデルが最適であり,クラスター同士の分類基準は,複合名詞では連濁生起率が90%,複合動詞では40%であった。これらの結果は先行研究のクラスター数や分類基準とは異なるものであった。我々の結果は,モデルに基づくクラスター分析が言語データに対する最適な分類を行う上で非常に有効であることを示すものである。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390009224767922176(2026-08-12取得)
引用キー: 太田2016連濁の生起率に基づく