論文 ·日本語 ·未確認
智積院蔵『秘蔵宝鑰抄巻下』について
- 刊行年
- 2017
- 収録
- 『智山学報』 66(0) pp. _169-_182
- 出版
- 智山勧学会
- crid
- 1390845713013201536
- ndl_bib_id
- 028185488
- uri
- http://id.ndl.go.jp/bib/028185488
- naid
- 40021197920
- issn
- 02865661
- doi
- 10.18963/chisangakuho.66.0__169
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390845713013201536
要旨
真言宗における「新義教学の大成者」・「新義教学の祖」とされる頼瑜僧正(1226~1304)(以下、頼瑜)の著作については、森末義彰・市古貞次・堤精二編『国書総目録』(岩波書店 補訂版1989~2003)や小野玄妙・丸山孝雄編『仏書解説大辞典』(大東出版 1999)を始めとする辞典類、そして、近年においては奈良弘元「頼瑜僧正の著作をめぐって」(『新義真言教学の研究:頼瑜僧正七百年御遠忌記念論集』大蔵出版 2002・10)の如き先行研究において、その大凡を伺うことが可能となっている一方で、実際の典籍として、頼瑜が修学の過程で書写・訓読等を行なった、その具体的な典籍については未だ全容を確認し得ているとは言えない現状にある。しかし、稿者が悉皆調査を行なっている真言宗智山派総本山智積院新文庫の如く、近年では諸所において聖教調査が行なわれており、それらの調査の中から新たな文献が発見されることも期待でき、今後の調査や報告が俟たれるところである。そして、此の度発見された『秘蔵宝鑰抄巻下』についても、従来、その存在が指摘されていない新たな頼瑜筆の写本として提示することができる。<br> 本稿では、本書の紹介、並びに、本書に施された訓点を手懸かりとした頼瑜周辺における漢籍訓読を巡る問題についても言及してみたい。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390845713013201536(2026-08-13取得)
引用キー: 宇都宮2017智積院蔵秘蔵宝鑰抄巻