論文 ·日本語 ·未確認
中世末期日本語と現代韓国語のテンス・アスペクト体系 : 存在型アスペクト形式の文法化の度合い(<特集>日本語における文法化・機能語化)
- 刊行年
- 2005
- 収録
- 『日本語の研究』 1(3) pp. 139-154
- 出版
- 日本語学会
- 言語
- 日本語
- doi
- 10.20666/nihongonokenkyu.1.3_139
- issn
- 1349-5119
- jstage_journal
- nihongonokenkyu
- crid
- 1390001205787516928
- ndl_bib_id
- 7407532
- uri
- http://id.ndl.go.jp/bib/7407532
- naid
- 110006218824
- openalex
- W206855437
- mag
- 206855437
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihongonokenkyu/1/3/1_KJ00004553317/_article/-char/ja/
要旨
本稿は,中世末期日本語と現代韓国語に共通して見られる,「過去を表す形式と動詞基本形(及び動詞基本形に相当する形式)が現在の状態を表す」という現象について,存在型アスペクト形式(〜テイル・〜テアル/-ko iss ta・-e(a)iss-ta)の文法化の度合いという観点から論じた。結論は以下の通りである。(1)両言語の存在型アスペクト形式は存在動詞(イル・アル/iss-ta)の意味が比較的強く影響しており文法化の度合いが低いので,いわば存在型アスペクト形式の不十分な点を補うようなかたちで,過去を表す形式と動詞基本形(及びそれに相当する形式)が,前の時代に引き続き現在の状態を表していると考えられる。(2)上記(1)の点において,両言語の状況は,アスペクトを表す形式からテンスを表す形式へ,という流れの中で互いに似た段階にあると考えられ,また,「存在」という意味を中心としてアスペクト形式が拡張を見せる,存在型アスペクト形式の文法化の一つのあり方として解釈できる。
主題
この書誌の出所
- jstage— 10.20666/nihongonokenkyu.1.3_139(2026-08-12取得)
- cinii— 1390001205787516928(2026-08-12取得)
- openalex— W206855437(2026-08-12取得)
引用キー: 安2005中世末期日本語と現代