論文 ·日本語 ·未確認

日本語非意図構文とヴォイス体系

宮腰 幸一

刊行年
2026
収録
『言語研究』 170(0) pp. 121-150
出版
日本言語学会
言語
日本語
crid
1390872088477217536
issn
0024-3914
doi
10.11435/gengo.170.0_121
jstage_journal
gengo
URL
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390872088477217536

要旨

<p>本稿は日本語非意図構文とヴォイス体系に関わる問題を4つのレベルで論じる――(i)個別言語/方言の個別構文の類型論,(ii)個別文法のヴォイス体系における位置づけ,(iii)通言語的類型論,(iv)一般言語理論。非意図構文とは,行為主の意図と実際の結果の不一致(がもたらす行為主性の低下に伴う事象タイプの変換)を文法的にコードする文の集合である。標準日本語の「私は開ボタンを押してしまった」や東日本の一部の方言の「開ボタンが押ささった」のような文はその例である。本稿はそれらを4分類し,各類型の意味・統語構造を記述しながら,それらの共通点と相違点を明らかにする。そして,日本語文法内でそれらが使役・受動・受益・逆使役等と共に適切に位置づけられるヴォイス体系を論証し,通言語レベルの類型論への道筋も示唆する。さらに,非意図と関連ヴォイス構文の適切な記述・説明にとって必要となる一般ヴォイス論も探究する。</p>

主題

この書誌の出所

  • cinii— 1390872088477217536(2026-08-12取得)
  • jstage— 10.11435/gengo.170.0_121(2026-08-12取得)

引用キー: 宮腰2026日本語非意図構文とヴ

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