報告 ·日本語 ·未確認

『車里訳語』における音写漢字子音の特徴

富田, 愛佳

crid
2120589364640315776
uri
https://chikyu.repo.nii.ac.jp/records/932
URL
https://cir.nii.ac.jp/crid/2120589364640315776

要旨

本稿では『車里訳語』を材料として18世紀タイ・ルー語形とその音写漢字を対照させ、音写に使われた漢字音の音節初頭子音ならびに末子音の状況を分析した。その結果、音写に用いられた漢字音は、おおむね北方官話と同様の歴史的変化をたどっていること、また、音節末鼻音の音写状況などから、同漢字音は現代の雲南漢字音と似た特徴をもつこと、が明らかになった。現代の雲南漢字音は、地域によって、中古音にあったそり舌音と非そり舌音の区別を残しているものと、それを失ってしまったものとがある。タイ・ルー族の都であった景洪の漢字音は後者に属するが、音写に用いられた漢字音はこの区別を残しているため、別の地域の漢字音であった可能性が高い。

主題

この書誌の出所

  • cinii— 2120589364640315776(2026-08-12取得)

引用キー: 富田車里訳語における音写

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