論文 ·日本語 ·未確認

ゾの係り結びの焦点化機能の変化

小原 真佳

刊行年
2024
収録
『日本語の研究』 20(2) pp. 122-139
出版
日本語学会
言語
日本語
doi
10.20666/nihongonokenkyu.20.2_122
issn
1349-5119
jstage_journal
nihongonokenkyu
crid
1390303090621007232
ndl_bib
R100000136-I1390303090621007232
URL
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihongonokenkyu/20/2/20_122/_article/-char/ja/

要旨

<p>本稿では,中古と中世のゾの係り結びを比較し,①中世ではゾが格成分(時・場所・主体)に承接する割合が減少する,②中古・中世共にゾは述語直前に生起することが多く,その傾向が時代が下るにつれて強くなる,③中古以前には行われていた語順の変更が中世では行われにくくなるという3点の変化を示した。</p><p>さらに,焦点となる要素が代替集合(alternative set)を想定するかという点から,焦点を2つに区分し,上記の3つの変化が,ゾの係り結びの焦点化機能の変化によるものであることを指摘した。中世のゾの係り結びの中心的な用法は,中古以前に多く見られた語順変更を伴うものから離れ,述語の直前に現れる,代替集合を想定しない焦点にゾを付加するものと,文中の位置に関係なく,代替集合を想定する焦点にゾを付加するものへと移行したと考えられる。</p>

主題

この書誌の出所

  • jstage— 10.20666/nihongonokenkyu.20.2_122(2026-08-12取得)
  • cinii— 1390303090621007232(2026-08-12取得)
  • ndl— R100000136-I1390303090621007232(2026-08-12取得)

引用キー: 小原2024ゾの係り結びの焦点化

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