論文 ·対照・比較 ·未確認
等位接続の普遍的な構造の解明 -日英語を中心とした比較統辞論研究を通して-
- crid
- 1040000781904105216
- kaken
- 16J00637
- jgn
- JP16J00637
- uri
- https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16J00637/
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1040000781904105216
要旨
等位構造の研究に関しては、継続して「とか」「たり」「や」と言った小辞の、意味論的分析をアリゾナ大学のRyan Walter Smith氏と進めた。Triple A 4(於 イェーテボリ大学), SICOGG 19(於 ソウル国立大学)にてその成果を公表し、発展させたものを論文として出版した(Proceedings of SuB 22他)。さらに、日英語におけるfrom-to構文の記述を進め、等位構造制約や全域的移動などの等位接続に類似する特性について観察した。その成果をJapanese/Korean Linguistics 25(於 ハワイ大学 マノア校)と日本英語学会第35回大会(於 金沢大学)において発表し、助言を受けた。 さらに日本語における(i)複合動詞、(ii)間接受身文、(iii)音形を持たない空項、そして(iv)一対他の対応が見られる複数の構文を分析し、これらが「なぜ日本語に存在し、英語に存在しないのか」という問いに取り組んだ。研究指導を通し、これらの成果をまとめる骨子となる博士論文での章の構成を考え、10月に博士論文計画案審査に合格をした。 (i)昨年度の学会発表を元に、査読を経て国際学会プロシーディングス論文として、その成果を発表した。 (ii)昨年度主催したワークショップ参加者からの助言を元に、分析の抜本的な見直しを行っている最中である。 (iii)初歩的ではあるが成果を日本英語学会第10回国際春季フォーラム(於 明治学院大学)において公表し、今後の研究に対する複数の助言を受けた。 (iv)具体的に(a) 多重主格構文、(b) かきまぜ文、(c) 多重焦点分裂文、(d) 多重比較構文の現象に関して、ラベル理論の枠組みから説明を試みた。これら(a-d)は、全てラベル付けに対して問題と成りうる{XP, YP}構造を形成する。日本語におけるφ素性(数、人称、性)一致現象の欠如により、移送(Transfer)が英語よりも自由に適用可能であるという分析を提案し、WAFL 13 (於 国際基督教大学)にてポスター発表を行った。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1040000781904105216(2026-08-13取得)
引用キー: 小林等位接続の普遍的な構