論文 ·日本語 ·未確認
富山県笹川方言における形容動詞述語形式--名詞述語と異なる「~ナ」「~ナカッタ」等を中心に
小西 いずみ ・ 小西, いずみ ・ Izumi Konishi
- 出版
- 日本語学会
- 言語
- 日本語
- ndl_bib
- 5893815
- openalex
- W1873247478
- mag
- 1873247478
- URL
- https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I5893815
要旨
富山県笹川方言における形容動詞述語形式には, 名詞述語と同形の「~ジャ/ジャッタ/ジャロー」等とともに, 名詞述語とは異なる「~ナ/ナカッタ/ナカロー」等がある。「~ナ」は連体用法のほかに終止用法も持ち, また「カ」(疑問の「か」)や「ミタイナ」(みたいだ)が後続する場合にも使われるが, 「~ジャ」は終止用法しか持たない。また, 終止用法では, 「~ナ」は詠嘆文で, 「~ジャ」は真偽判断文で用いられやすいという違いがある。そこで, 「~ナ」は, 形容詞の「~イ」形と同じように, テンス・モダリティに関して無標の形式であり, 「~ジャ」は〈断定〉を表す有標の形式であると考えられる。「~ナカッタ/ナカロー」などの形式は「~ナ+付属的用言カッタ/カロー/…」, 名詞述語と同形の形式は「語幹形+付属的用言ジャ/ジャッタ/…」と分析できる。以上から, この方言の形容動詞は, 名詞とは異なる述語形式もとるものの, 類型論的には名詞的性格が強いと言える。
主題
この書誌の出所
- ndl— 5893815(2026-08-12取得)
- ndl— R000000025-I013720006665038(2026-08-12取得)
- openalex— W1873247478(2026-08-12取得)
引用キー: 小西2001富山県笹川方言におけ