論文 ·日本語 ·未確認
富山県呉西地方における尊敬形「~テヤ」 : 意味・構造の地域差と成立・変化過程
- 刊行年
- 2013
- 収録
- 『日本語の研究』 9(3) pp. 33-47
- 出版
- 日本語学会
- 言語
- 日本語
- NDL書誌ID
- 024767770
- DOI
- 10.20666/nihongonokenkyu.9.3_33
- ISSN
- 1349-5119
- J-STAGE
- nihongonokenkyu
- CiNii CRID
- 1390001205786668928
- NDL書誌ID
- 024767770
- URI
- http://id.ndl.go.jp/bib/024767770
- CiNii NAID
- 110009687870
- URL
- https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I024767770
要旨
富山県呉西地方には動詞尊敬形「〜テヤ」があり,南部の井波では継続相,北部の高岡では非継続相を表す。いわゆる「テ敬語」にあたる形とされてきたものだが,両方言とも基本終止形〜テヤが連体形・疑問形にもなり,このヤをコピュラとはみなせない。井波方言では,否定形が「〜テ(ン)+補助形容詞ナイ」であること,アクセントが「〜テ+補助用言」に準じることから,「〜テ+助動詞ヤ(コピュラとは別語)」と分析でき,高岡方言では,否定形が〜ンデヤとなること,アクセントが中止テ形やタ形に準じることから,テヤを一つの接尾辞だとみなせる。井波より南の五箇山には「〜テ+存在動詞アル」に由来する継続相尊敬形「〜テヤル」があり,井波のテヤはその変化形,高岡のテヤはさらにそれが変化したものと推測される。こうした呉西地方のテヤ形の成立・変化は,上方語や他の西日本方言の「テ敬語」の成立についても再考の余地があることを示唆する。
主題
この書誌の出所
- ndl— 024767770(2026-08-12取得)
- jstage— 10.20666/nihongonokenkyu.9.3_33(2026-08-12取得)
- cinii— 1390001205786668928(2026-08-13取得)
引用
小西 いずみ・井上 優(2013) 富山県呉西地方における尊敬形「~テヤ」 : 意味・構造の地域差と成立・変化過程 『日本語の研究』 9(3) pp. 33-47 日本語学会
小西2013富山県呉西地方におけa