論文 ·日本語 ·未確認
漢訳版経附載音釈に関する基礎的研究
- crid
- 1040282256775611648
- kaken
- 15021213
- jgn
- JP15021213
- uri
- https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15021213/
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1040282256775611648
要旨
漢訳仏典には、経文中に用いられる漢字に対する小学的情報を附載したもので、いわゆる音義書とは異なる「附載音釈」が存在する。これについては、古く写経にも存在するが、宋版一切経には多く組織的に存在しており、また、日本の院政期の古辞書にも、その言語情報ソースとして利用されている。しかし、従来これらの文献に注目した研究はほとんどなく、全く放置された状態であった。本研究は「附載音釈」研究のためのインフラ整備として、「附載音釈」研究の意義、主に、東禅寺版、開示寺版の「附載音釈」について版種区別の問題などを取り扱った。具体的には、写経も含めて、図録などから附載音釈の収集と、宮内庁書陵部蔵の福州版(東禅寺版と開元寺版とを併せた呼称)一切経、および金沢文庫蔵福州版一切経、それぞれの附載音釈についての画像データを収集した。宮内庁書陵部本については、既に写真撮影されたネガが存在したので、そこからの焼付けが可能であったが、金沢文庫本については、一々写真撮影を行った(全撮影にはまだかなりの期日を要する)。 収集し得たデータから、現段階で指摘しておくべきことは、 ・福州両版の版種の区別は、現実にはかなり困難が伴い容易ではない。 ・福州版は、基本的に函別音釈を有しているが、若干ではあるが、巻末音釈も存する。 といった点である。 更なる調査に基づくデータ収集が必要である。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1040282256775611648(2026-08-13取得)
引用キー: 山田漢訳版経附載音釈に関