論文 ·日本語 ·未確認
サラバの史的展開
- 刊行年
- 2024
- 収録
- 『日本語の研究』 20(1) pp. 1-17
- 出版
- 日本語学会
- 言語
- 日本語
- doi
- 10.20666/nihongonokenkyu.20.1_1
- issn
- 1349-5119
- jstage_journal
- nihongonokenkyu
- crid
- 1390020209538726528
- ndl_bib
- R100000136-I1390020209538726528
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihongonokenkyu/20/1/20_1/_article/-char/ja/
要旨
<p>サラバの“別れの挨拶語”化の過程を把握するには,その前段階である接続詞化の過程を精緻化する必要がある。接続詞化は,サラバが順接仮定条件の用法を失い,「状況を区切り,場を展開する機能(場面展開機能)」を獲得する変化である。その過程を辿るため,サラバの後続表現と先行事態に着目し,順接確定条件を表すサレバ,順接仮定条件を表す未然形バと比較した。サラバはサレバ・未然形バと異なり,①意志・命令表現との共起が多く,鎌倉期以降共起率が7~9割に達すること,②先行する外部事態を受ける例が多く,室町期に8割以上に達することを確認した。①②や先行論の指摘より,サラバは室町期に場面展開機能を獲得し,接続詞化したと考える。サレバや未然形バと比較することで,従来指摘されてきたサラバの特徴が,順接仮定条件のサ系接続表現としての,サラバ独自のものであることを示した。</p>
主題
この書誌の出所
- jstage— 10.20666/nihongonokenkyu.20.1_1(2026-08-12取得)
- cinii— 1390020209538726528(2026-08-12取得)
- ndl— R100000136-I1390020209538726528(2026-08-12取得)
引用キー: 川村2024サラバの史的展開