論文 ·日本語 ·未確認
オノマトペの形態拡張に関する一考察 ー「反復」「促音」「撥音」「り」を中心としてー
- 刊行年
- 2002-12-01
- 言語
- 日本語
- openalex
- W3174400767
- mag
- 3174400767
- issn
- 1225-1453
- URL
- https://openalex.org/W3174400767
要旨
小稿は、中世語のオノマトペにおける形態拡張パターンを、「反復」「促音」「撥音」「り」などの要素を中 心に考察を行ったものである。まず、「反復」による形態拡張パターンとしては、「ABAB型」「ABりABり型」を中 心に分析を行った。この場合、「ABりABり型」の全例は「ABり型」に対する「反復」の意味を表しているが、 「ABAB型」の場合は「そよそよ、ひしひし」の2例が「AB型」の「そよ、ひし」に対する「反復」の意味として挙 げられる。また、「促音」による形態拡張パターンの場合は、その現れる位置によって、その働きも異なることになる。つま り、「Aっ型」においては「強調」と「瞬間性」を、「AっB型」においては「強調」または「力を入れて何かをす る様子」を、「ABっ型」においては「一回性」を表しているのである。さらに、「撥音」による形態拡張パターンの 場合、有声音の前に「撥音」が挿入されることによって、無声音の前の「促音」と同様に強調の意味を表していると 考えられる。一方、「り」の場合は、音節を添加して3․4音節の安定的な形態を作ることによって、オノマトペにおいて 安定感を与える機能を持っていると思う。
主題
この書誌の出所
- openalex— W3174400767(2026-08-12取得)
引用キー: 張鎭暎2002オノマトペの形態拡張