論文 ·日本語 ·未確認
準体助詞の全国分布とその成立経緯
- 刊行年
- 2006
- 収録
- 『日本語の研究』 2(4) pp. 61-75
- 出版
- 日本語学会
- 言語
- 日本語
- DOI
- 10.20666/nihongonokenkyu.2.4_61
- ISSN
- 1349-5119
- J-STAGE
- nihongonokenkyu
- CiNii CRID
- 1390001205787958528
- NDL書誌ID
- 8530595
- URI
- http://id.ndl.go.jp/bib/8530595
- CiNii NAID
- 110006273541
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihongonokenkyu/2/4/2_KJ00004590253/_article/-char/ja/
要旨
準体助詞には,本州ノ,九州ト,土佐・北陸・山陰ガ,新潟県ガン,山形県ナ等がある。地理学的には連体格から発達したノ・ガが新・古の関係,ト・ナは地域性が強くて更に古く,格助詞トとナリに由来すると推定した。文献からは,ノは中央語である近畿で近世初期には発達したとされ,恐らく江戸も同じ。一方,新潟・土佐・九州の近世方言文献によれば,他の形式もこれに遅れない時期に独自に発達したと考えた。その分布要因は,ノ・ガの尊卑表現と連体格/主格の構文分担機能とが関連し,ガは周辺地域で前者が,ノは中央地域で後者が優位の時期に発達し近隣へ伝播したと推測した。発展的用法であるノニ・ノデ・ノダ等の論理的表現は中央語が先かと思われ,地方語との差異も見られる。
主題
この書誌の出所
- jstage— 10.20666/nihongonokenkyu.2.4_61(2026-08-12取得)
- cinii— 1390001205787958528(2026-08-13取得)
引用
彦坂 佳宣(2006) 準体助詞の全国分布とその成立経緯 『日本語の研究』 2(4) pp. 61-75 日本語学会
彦坂2006準体助詞の全国分布と