論文 ·日本語 ·未確認
「寒いけれども~」(『方言文法全国地図』)の解釈 : 逆接確定表現の言語地理学的考察
- 刊行年
- 2010
- 収録
- 『日本語の研究』 6(4) pp. 110-124
- 出版
- 日本語学会
- 言語
- 日本語
- DOI
- 10.20666/nihongonokenkyu.6.4_110
- ISSN
- 1349-5119
- J-STAGE
- nihongonokenkyu
- CiNii CRID
- 1390282680762977408
- NDL書誌ID
- 10848105
- URI
- http://id.ndl.go.jp/bib/10848105
- CiNii NAID
- 110008660852
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihongonokenkyu/6/4/6_KJ00007224669/_article/-char/ja/
要旨
『方言文法全国地図』第38図「寒いけれども〜」を逆接確定条件の代表とし、言語地理学的、文献方言学的解釈を試みた。新古の点は、日本の外輪に(1)バッテ(ン)類と(2)ドモ類、中輪に(3)ガ類、中央に(4)ケレド(モ)類の分布から、(4)(3)(2)の新古順とした。(1)は、分布様態と、古く仮定条件でその後の確定化の経緯から(2)に遅れて局地的な発生と考えた。接続法では、もと已然形承接の(1)(2)が終止形承接となったが、この類は「旧・已然形+バ」の主要仮定条件類の周辺分布域とほぼ一致し、この承接法が仮定用法化した時期に承接法を変えたと考えた。伝播面では、古い(1)(2)(3)は近畿中央から全国に、新しい(4)は上方で盛行し江戸に伝播した2極放射で、圧迫されたガは東西ごとの周辺分布となり、中国地方では理由ケーニと同音衝突もあって残存したと見た。近世方言文献からは、今日への途上、ないしほぼ現況に近い模様が出来ていたと推測した。
主題
この書誌の出所
- jstage— 10.20666/nihongonokenkyu.6.4_110(2026-08-12取得)
- cinii— 1390282680762977408(2026-08-13取得)
引用
彦坂 佳宣(2010) 「寒いけれども~」(『方言文法全国地図』)の解釈 : 逆接確定表現の言語地理学的考察 『日本語の研究』 6(4) pp. 110-124 日本語学会
彦坂2010寒いけれども方言文法