論文 ·日本語 ·未確認
シボ語を中心としたアルタイ系言語との比較による日本語の接辞・語尾の発生論的研究
- 刊行年
- 1997-1999
- 言語
- 日本語
- crid
- 1040000781692287744
- kaken
- 09610425
- jgn
- JP09610425
- uri
- https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-09610425/
- kakenhino
- 09610425
- ndl_bib
- 000007056909
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1040000781692287744
要旨
平成9年度からシボ語の文法体系を明らかにするために、研究協力者の承志氏に、多くの用例を作ってもらい、その用例について、一つ一つ文法要素がどういう関係に成っているのかを、分析していった。平成9年度の終わりになると、文法体系の大きな骨格ができあがった。そこで、ウイグル語との比較を行ってみたが、ウイグル語の文法の記述方法が大幅に違っていたために、この作業は大きな成果を生み出さなかった。この作業については別の機会に完成させる必要がある。 続いて、シボ語の助詞についての分析を行った。体系としては日本語に似ているが、未だ助詞化していない名詞・副詞も多く、「後置詞」という品詞を作る必要があることが分かった手。平成10年度後半から、平成11年度にかけては、もっとも重要な、動詞の分析を行った。この分析を通じて、シボ語の文法の特徴が明らかになった。 たとえば、シボ語には[vem]という接辞があるが、これは自動詞に付くと、他動詞を作り、他動詞に付くと、使役動詞を作る場合と受身動詞を作る場合とがある。つまり、この[vem]という接辞は、他動詞語尾であり、使役動詞語尾であり、受身動詞語尾であることが分かる。こういう現象は、古代日本語の助動詞の働きを彷彿とさせるものである。 最終的には、日本ではじめてのシボ語(満州語口語)の文法書を作成した。これは日本語文法の枠を応用し、日本語文法と平行的に記述できるようにしてある。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1040000781692287744(2026-08-13取得)
- ndl— 000007056909(2026-08-13取得)
引用キー: 木田シボ語を中心としたア