論文 ·日本語 ·未確認
幼児の連濁獲得を規定する諸要因の検討 : バイリンガル児の事例から
- 刊行年
- 2016-07
- 収録
- 『国立国語研究所論集』 pp. 83-91
- 出版
- 国立国語研究所
- crid
- 1390853649698110976
- uri
- https://repository.ninjal.ac.jp/records/858
- ndl_bib_id
- 027587672
- naid
- 120005776834
- issn
- 2186-134X
- doi
- 10.15084/00000842
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390853649698110976
要旨
先行研究から,日本語モノリンガル幼児の連濁には,複合名詞主要部(N2)のピッチアクセント(韻律要因)と単語の長さ(形態要因)が関与していることが示されてきた。日本語と外国語のレキシコンを発達させている子どもではどうだろうか。本事例研究では,バイリンガル児2名を対象に複合名詞産出課題を行った。その結果,日英バイリンガルと日中バイリンガルはモノリンガルと同様に,平板型3モーラ語の連濁が先行し,2モーラ語の獲得へと進むことが分かった。また,縦断研究から,日英語同時バイリンガル児は,平板型アクセント語の連濁を先に獲得し,頭高型アクセント語の連濁が後から完成してくる過程が確認された。モノリンガル児は,平板型と頭高型アクセントの2モーラ語の連濁を徐々に獲得していくのに対し,日英バイリンガル児はアクセント型に沿った規則に忠実で,一気に獲得していく過程であることを論じた。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390853649698110976(2026-08-12取得)
引用キー: 杉本2016幼児の連濁獲得を規定