論文 ·日本語 ·未確認
第二言語学習者による日本語音声システムの習得 : 日本語の促音の生成に関する研究
- 刊行年
- 2008-10-31
- 収録
- 『東京女子大学言語文化研究』 17 pp. 51-68
- crid
- 1050845762588620032
- uri
- http://id.nii.ac.jp/1632/00019497/
- naid
- 120006512174
- issn
- 0918-7766
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1050845762588620032
要旨
第二言語学習者にとって日本語の「促音」の習得が困難であることが数多く報告されており,日本語ネイティブに比べて促音は短めに,非促音は長めに発音される傾向があるという。日本語ノンネイティブの促音の発音の実態を調べるため,今回の調査では,英語を母語とする日本語ノンネイティブ10名,及び日本語ネイティブ3名それぞれの発音について比較・分析を行った。この分析により,被験者の発音サンプルを別の日本語ネイティブに聴取してもらった結果,ネイティブらしさ,聴取の正確さともに日本語ネイティブのほうが高く判断されており,両者には強い相関関係があることもわかった。また,被験者の発音について音響分析を行った結果,促音と非促音の音節間持続時間の比率は,日本語ネイティブが約3倍であったのに対し,ノンネイティブは約1.7倍であった。これはネイティブとノンネイティブの発音には差があることを示唆しているが,被験者間の平均持続時間を比較してみると,促音の持続時間においては大きな差は見られなかった。この実験においてネイティブとノンネイティブの発音の差が顕著に表れていたのはむしろ非促音のほうで,ノンネイティブの平均持続時間はネイティブに比べて約2倍長めであることがわかった。
この書誌の出所
- cinii— 1050845762588620032(2026-08-12取得)
引用キー: 松原2008第二言語学習者による