論文 ·日本語 ·未確認
中古和文における移動動詞の経路,移動領域の標示
- 刊行年
- 2020
- 収録
- 『日本語の研究』 16(3) pp. 17-34
- 出版
- 日本語学会
- 言語
- 日本語
- doi
- 10.20666/nihongonokenkyu.16.3_17
- issn
- 1349-5119
- jstage_journal
- nihongonokenkyu
- crid
- 1390851165525048320
- ndl_bib_id
- 030790559
- uri
- http://id.ndl.go.jp/bib/030790559
- naid
- 130008047486
- ndl_bib
- 030790559
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihongonokenkyu/16/3/16_17/_article/-char/ja/
要旨
<p>本稿では,中古和文における移動が行われる場所の格標示の違いに注目し,移動が行われる場所を経路と移動領域に分類した。そのうえで,経路と移動領域を承けるかどうかによって,移動が行われる場所を承ける移動動詞を分類し,それらの場所格標示の方法を明らかにした。その結果,経路の格標示は主に「を」が,移動領域の格標示は主に「に」が担っていたということが明らかになった。経路のみ承ける動詞は経路の共起率の高低によって,経路を必須補語とする動詞とそうではない動詞の2種に分けられる。また,中世には,「に」が担っていた移動領域の格標示を次第に「を」が担うようになるという展開を示した。移動領域を承ける動詞には,移動領域の格標示が「を」に変わっていく動詞と中世も「に」が担いつづける動詞があり,前者は移動の様態を表す動詞で,後者は着点を自ら決定しない統御不能な移動動詞であった。</p>
主題
この書誌の出所
- jstage— 10.20666/nihongonokenkyu.16.3_17(2026-08-12取得)
- cinii— 1390851165525048320(2026-08-12取得)
- ndl— 030790559(2026-08-12取得)
引用キー: 松本2020中古和文における移動