論文 ·対照・比較 ·未確認
奄美大島南部・瀬戸内町における重音節発生の歴史的経緯
- 刊行年
- 2019
- 収録
- 『日本語の研究』 15(1) pp. 1-17
- 出版
- 日本語学会
- 言語
- 日本語
- DOI
- 10.20666/nihongonokenkyu.15.1_1
- ISSN
- 1349-5119
- J-STAGE
- nihongonokenkyu
- CiNii CRID
- 1390564227317271680
- NDL書誌ID
- 029625990
- URI
- http://id.ndl.go.jp/bib/029625990
- CiNii NAID
- 130007722792
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihongonokenkyu/15/1/15_1/_article/-char/ja/
要旨
<p>諸鈍方言における「k'<u>uˑp</u>(首), Ɂu<u>saˑk</u>(兎)」の語末の閉音節、「ku<u>tuː</u>ba(言葉), wa<u>ɾaː</u>bï(子供)」の語中の長音節、「<u>ɸuk</u>'ɾu(袋), <u>Ɂap</u>ɾa(油)」の語中の閉音節に代表されるように、奄美大島南部の瀬戸内町の諸方言には、重音節が頻出する。本稿では、これら重音節構造の発生の原因についての通時的考察を行い、その考察を通して、この地域に生じたいくつかの音変化の相対年代についての提案を行う。まず本稿では、これら重音節の生起は、この地域に過去に生じたアクセントの変化と切り離して説明することはできないことを論じる。また、どのような条件のもとでこれらの重音節構造が生じたのかの理解には、半狭母音の狭母音化(<sup>*</sup>o>u, <sup>*</sup>e>ï)との相対年代をも考慮に入れる必要があることも論じる。本稿では、瀬戸内町を中心とする奄美大島南部の諸方言では、これら重音節の発生を動機づけた変化よりも、狭母音化のほうが<u>後に</u>起こったと想定されることを論じる。</p>
主題
この書誌の出所
- jstage— 10.20666/nihongonokenkyu.15.1_1(2026-08-12取得)
- cinii— 1390564227317271680(2026-08-13取得)
引用
松森 晶子(2019) 奄美大島南部・瀬戸内町における重音節発生の歴史的経緯 『日本語の研究』 15(1) pp. 1-17 日本語学会
松森2019奄美大島南部瀬戸内町a