論文 ·対照・比較 ·未確認
琉球語宮古方言群の調査・記述 ―記述の少ない危機言語の記録・保存と基礎的研究―
- crid
- 1040282257431365248
- kaken
- 08J06104
- jgn
- JP08J06104
- uri
- https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-08J06104/
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1040282257431365248
要旨
本研究は、琉球語の下位区分である宮古諸方言について、記述・記録を行うことを目的としている。琉球語は現在そのほとんどの話者が高齢者であり、10-20年のうちに使用されなくなる可能性が高く、消滅する前に早急な調査・研究がなされることが望まれている。琉球語の研究においては、これまで複数箇所をそれぞれ短期で調査するスタイルが主流であった。さらに、扱う現象もごく限られていたため、ほとんどの方言について、その言語の体系が明らかになっていない。しかし、ある言語の全体像を把握することはその言語の部分的な研究を行う上でも大変重要である。この状況を踏まえ、本研究では、一箇所滞在型の現地調査を行い、ひとつの方言についてのより深い記述とデータを残している。 本研究では2年の研究期間のうちの目標として下記をあげているが、本年度はそれぞれについて十分に研究を進展させた。 1)琉球語宮古諸方言の一つである池間方言を軸とした宮古方言全体の言語学的記述 2)宮古の言語と文化に関する自然談話を中心としたデータを蓄積し、研究者および一般向けに公開するためのデータベースシステム構築とコンテンツの作成 1)については、特に前年度までは扱えなかった日本古語と琉球語双方の研究に共通する文法上の問題についての研究を進展させた。 2)については、前年度に引続きデータの採集を続けるとともに、採集した言語データにアノテーションを付与していく作業を進めた。この一部は、田窪行則教授を筆頭とする琉球語電子博物館プロジェクトにおけるコンテンツ作成作業として行っている。1の論文においても、アノテーション付データを発表している。また、前年度よりも調査地域を広げ、宮古内の複数地点でのデータ収集することが可能にした。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1040282257431365248(2026-08-12取得)
引用キー: 林琉球語宮古方言群の調