論文 ·日本語 ·未確認
『金光明最勝王経』平安初期点コーパスによる音便形の分析
- 刊行年
- 2024
- 収録
- 『言語資源ワークショップ発表論文集』 1 pp. 288-295
- 出版
- 国立国語研究所
- 言語
- 日本語
- crid
- 1390302237751861888
- uri
- https://repository.ninjal.ac.jp/records/2000372
- doi
- 10.15084/0002000372
- openalex
- W7143930202
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390302237751861888
要旨
西大寺本『金光明最勝王経』平安初期点の訓読文(巻1)を対象としたコーパスとして、2021年11月にtxt、xml、ひまわり版が、2022年3月にCHJ版(平安時代編Ⅱ訓点資料)が公開されている。本コーパスは従来用例の収集が難しかった平安初期の調査を簡便にし得る。たとえば平安初期は音便が広まりはじめる時期だが、非音便形の確例や音便形/非音便形の判別が不可能な例も含めた全用例を簡単に採集できる。CHJで文語四段活用動詞連用形を検索すると334例が確認できるが、原文文字列欄で表記を確認すると、語尾が1音節1字で書かれた非音便形の確例は10例(ハ・ラ行)見られる。また「ひまわり」版で確認するとさらに3例の非音便形確例(マ行・ラ行)が確認できる。そして助詞用法で多用され、早くから音便形も見られる「において」「もちて」はもっぱらヲコト点1つや訓漢字1字、すなわち音便形でも非音便形でもあり得る表記で書かれていることなどがわかる。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390302237751861888(2026-08-12取得)
- openalex— W7143930202(2026-08-12取得)
引用キー: 柳原2024金光明最勝王経平安初