論文 ·日本語 ·未確認
言語学者藤岡勝二の音声中心主義思想とその淵源について : アルタイ諸語研究とローマ字化国語国字運動を通して
- 刊行年
- 2023-03
- 収録
- 『研究論集』 117 pp. 179-196
- 出版
- 関西外国語大学・関西外国語大学短期大学部
- 言語
- 日本語
- crid
- 1390858529774820864
- uri
- https://kansaigaidai.repo.nii.ac.jp/records/8114
- ndl_bib_id
- 032778115
- issn
- 03881067
- doi
- 10.18956/00008075
- ndl_bib
- 032778115
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390858529774820864
要旨
本稿では、稀代の言語学者藤岡勝二の音声中心主義思想とその淵源を、彼のアルタイ諸語研究とローマ字化国語国字運動を通して考察した。藤岡が逝去した後、膨大な資料のアルタイ諸語文献の翻訳が残されたが、藤岡は、その資料を、ローマ字転写(transcription)をした後、翻訳をしていた。類まれな語学の才を有した藤岡でさえも、縦文字のアルタイ諸語文献を、ローマ字化しなければ理解できなかった。また、藤岡は、若き頃、言語学者ガーベレンツの多大なる思想的影響をうけているが、ガーベレンツはアルタイ学にも精通しており、彼との邂逅によって、アルタイ諸語研究とローマ字化国語国字運動の接点を見出すことができる。さらに、本稿では『羅馬字手引』の言語特徴を詳細に検討した。「ローマ字ひろめ會」の標準テキストでありながら、数多の口語体の表現が収録されており、藤岡の音声中心主義思想の原点が、このテキストでも見られるのである。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390858529774820864(2026-08-12取得)
- ndl— 032778115(2026-08-12取得)
引用キー: 柿木2023言語学者藤岡勝二の音