論文 ·日本語 ·未確認
インドネシア語の定名詞句と不定名詞句 : 日本語との比較を通して観た
- 刊行年
- 1990-03
- 収録
- 『研究報告集』 11 pp. 131-168
- 出版
- 国立国語研究所
- 言語
- 日本語
- crid
- 1390853649698177280
- uri
- https://repository.ninjal.ac.jp/records/1348
- naid
- 120006311837
- doi
- 10.15084/00001332
- ndl_bib
- R100000136-I1390853649698177280
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390853649698177280
要旨
武田修一(1979)によれば,英語の不定名詞句は,三つに分類されるという。即ち,特定的不定名詞句,非特定的不定名詞句,それに記述的不定名詞句の三つである。武田修一の定義によれば,特定的不定名詞句とは,その指示対象の存在が人物Xによって信じられており,かつその指示対象が人物Xにとって認知可能であるような不定名詞句を指し,非特定的不定名詞句とは,その指示対象の存在が人物Xによって言じられていないか,又は,信じられていても,その指示対象が,人物Xにとって認知不可能であるような不定名詞句を指す。記述的不定名詞句とは,その指示対象の存在が合意されないような使い方の不定名詞句を指す。武田修一の理論によれば,この不定名詞句の三分法は,定性に関しての適切な定義が与えられれば,定名詞句にも適用できると考えている。もし,武田の提案する不定名詞句の三分法を基礎として,定名詞句を分類し直すと, Donnellanの言う指示的定名詞句は,特定的定名詞句として分類される。又, Donnellanの言う限定的定名詞句の一部は,非特定的定名詞句として分類され,一部は,記述的定名詞句として分額される。本論では,武田修一の三分法を比較のための枠組みとして利用し,不定名詞句,及び定名詞句の三類型に意味の上で対応するものが,日本語,及びインドネシア語で,どのような型で顕現するかを考察すると共に,日本語とインドネシア語の不定名詞句,及び定名詞句の持つ特殊性についても探るつもりである。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390853649698177280(2026-08-12取得)
- ndl— R100000136-I1390853649698177280(2026-08-12取得)
引用キー: 正保1990インドネシア語の定名