論文 ·日本語 ·未確認

日本語における意図性

永澤 済

crid
1040000781621422720
kaken
05J11660
jgn
JP05J11660
uri
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-05J11660/
URL
https://cir.nii.ac.jp/crid/1040000781621422720

要旨

本研究は、言語を見る上で重要な観点である「意図性」が目本語にどう関与しているのかを実証的に解明することをめざすものである。本年度は、昨年度より継続中であった動詞・副詞の観点からの研究成果の一部を2点の論文(「漢語動詞の自他体系の近代から現代への変化」(『日本語の研究』3-4),「様態副詞から文副詞へ-日本語の副詞「明らかに」の歴史的変化を追って-」(『認知言語学論考』7※2008年近刊))にまとめた。上記と併せ、従来の目本語研究ではその重要な資料でありながら語法・文法的な側面が殆ど解明されてこなかった近代前後の古文書(漢文訓読体の流れをひく文体)に着目し、その資料自体の性格を言語学的に解明しつつ標記の課題に迫ることを目的として研究を行った。分析対象とした資料は、東京大学に一時保管されている近代民事判決原本、国際日本文化研究センターより公開されている「民事判決原本データベース」、近代期の書簡類、および補助資料として『御仕置伺』(江戸南町奉行所刑事裁判記録)等近世期の文書類である。研究成果として、例えば、「置く」の補助動詞用法は〈何らかの状態持続〉を表すことを基本とし、一種の「パーフェクト」形式としても機能していたこと、よって類似の形式「〜ておく」の表すような「後の事態に備える意図(もくろみ)」の意はもたないこと等新たな事実を明らかにし、同本語で「意図」を表す諸形式について考察した。成果は、今年度中に論文として公表予定である。学研究費補助金は、主に資料購入費、撮影された画像資料の保存メディアおよびプリント費として活用した。

主題

この書誌の出所

  • cinii— 1040000781621422720(2026-08-12取得)

引用キー: 永澤日本語における意図性

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