論文 ·日本語 ·書誌確認済

漢語動詞の自他体系の近代から現代への変化

永澤, 済 永澤 済

刊行年
2007
収録
『日本語の研究』 3(4) pp. 17-32
出版
日本語学会
言語
日本語
doi
10.20666/nihongonokenkyu.3.4_17
issn
1349-5119
jstage_journal
nihongonokenkyu
crid
1390001205788041728
ndl_bib_id
8961578
uri
http://id.ndl.go.jp/bib/8961578
naid
110006651027
ndl_bib
8961578
URL
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihongonokenkyu/3/4/3_KJ00004901678/_article/-char/ja/

要旨

現代より自他両用動詞の多い近代漢語動詞の自他体系が,現代までにどう変化したかをコーパスを用いて分析し,その要因を考察した。近代漢語が自動詞として存立するための条件<通常,他から人為的なはたらきかけを受けずとも成立し得る変化を表す>は,現代に至っても変わらないが,他動詞として存立するための条件〈非情物または非情物と有情物の両方が変化主体となり得る変化を表す>は,現代に至ると厳しくなり,非情物が変化主体であっても自律性の高い事象は他動詞で表せなくなった。結果,多くの自他両用動詞が自動詞専用化した。このような変化が起きたのは,漢語動詞が日本語への定着度を増すなかで,和語に倣い自他を分化させる方向へ力が働いたためと考えられ,それを可能にしたのが,他動詞化接辞として機能する「-させる」の存在だとみられる。一方,自動詞化接辞が日本語になかったことが,他動詞専用化した動詞の少なさの背景にあるとみられる。

主題

この書誌の出所

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  • ndl— 8961578(2026-08-12取得)

引用キー: 永澤2007漢語動詞の自他体系

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