論文 ·日本語 ·未確認
漢語形態素を構成する音節の音素配列とその変遷
- 刊行年
- 2015-10-31
- 収録
- 『日本語敎育硏究』 33 pp. 37-56
- 出版
- 韓国日語教育学会
- 言語
- 日本語
- crid
- 1050021990356485504
- uri
- https://ir.lib.shimane-u.ac.jp/49101
- naid
- 120006811404
- ndl_bib
- R100000136-I1050021990356485504
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1050021990356485504
要旨
本稿では日本漢字音の音節内部における音素配列について、歴史的観点から調査を行った。12世紀中頃において、論理的に結合可能な音節の種類は742、そのうち漢字音として実際に使用されている音節の種類は400である。使用率(結合可能な音節数に対する、実際に使用されている音節の割合)は54%であった。現代語において、論理的に結合可能な音節の種類は474、そのうち漢字音として使用されている音節の種類は295で、使用率は62%であった。したがって、音素成員の削減も含めた音素配列上の規則の変化によって、105音節が現代語までに区別されなくなったことになる。 外的要因によって成立した日本漢字音の音韻体系は、和語の音韻体系に比して、成員が多く、あきまの多い体系であった。現代語に変化していく過程で起こった成員の統合·削減は、結果としてそのあきまを埋める働きをしている。一方で、連母音の長音化によるオ段長音の増加は、例えば/eJ/や/aR/などの新たなあきまを生み出したが、全体としては区別する音節数を縮小しながら、あきまを少なくしてきたと言える。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1050021990356485504(2026-08-12取得)
- ndl— R100000136-I1050021990356485504(2026-08-12取得)
引用キー: 浅田2015漢語形態素を構成する